1954-11-01 第19回国会 参議院 決算委員会 閉会後第13号
○説明員(前谷重夫君) 先ず第一点でございますが、ポンドの過剰対策として、これは外貨の編成、通商政策として御承知のように、その当時におきましてはポンド過剰対策からいたしまして、ポンド地域に対して輸入の転換ということが非常に強い要請であつたことは、御承知の通りでございまして、その方針に則つて我々の地域の選定も当然ポンド地域から買うという方針を取つたわけでございまして、その点からは全般的な要請の下において
○説明員(前谷重夫君) 先ず第一点でございますが、ポンドの過剰対策として、これは外貨の編成、通商政策として御承知のように、その当時におきましてはポンド過剰対策からいたしまして、ポンド地域に対して輸入の転換ということが非常に強い要請であつたことは、御承知の通りでございまして、その方針に則つて我々の地域の選定も当然ポンド地域から買うという方針を取つたわけでございまして、その点からは全般的な要請の下において
只今お話がありましたように、バタしの輸入問題はまあポンド過剰対策が一つのきつかけになつたことは事実でございますけれども、併しそれが主ではございませんので、もつと大きないわゆる食生活の改善という見地からこれは問題として取上げられたわけでございます。
先般政府ではポンド過剰対策の一環としてかどうか知りませんが、まあそういう意味合いとしてと思いますが、バター輸入の件を閣僚審議会で決定したようであります。
そういう意味で農林大臣の出席を、つまり閣議において多分通産、安本等から要請されてポンド過剰対策としての一手段として止むなく引受けさせられたであろう当の責任者農林大臣の出席を求めてその間の事情を聞こうと思つたのでありますが、いずれにいたしましても農林省ではその後始末を負わされておるというような形になつて来ておるということは否めない事実だと思います。
ポンド過剰対策からポンド圏への輸出を制限する、そのために国内の商品のストツクができ、そこで商品の値が下るという場合もありますが、併し大衆購買力があれば、国内においてこういう商品を消費できますから、価格がそんなに下らないで安定するわけです。ところが資本蓄積に余りに税制面から優遇し過ぎておる。
朝鮮事変の見通し等からして、それが休戰になつた場合にどうだかというようなことは勿論勘定に入れて検討しておりまするし、最近におけるポンド過剰対策等によりまする輸出の調整というような立場から来る影響というようなことも検計いたしておりまするが、別途新らしい観点に立つて、日米経済協力に伴う問題も今後順次具体化して行くようであります。
本法の改正をお考えになつた当時のポンド過剰対策と、今日の状態とではかなり情勢が変化しておることと思います。御承知のように、昨日の委員会におきまする池田大蔵大臣の説明によりますと、英国のポンド価値強化のてこ入れ工作が逐次成功して参つておるような話であります。私は必ずしも同調はしておりませんが、大臣はポンドの強気を言つておるのであります。
今世上問題になつておりますポンド過剰対策としてとられました今回の為替措置は、政府部内において完全な意見の一致をみないままに唐突に実施せられましたもので、このことが如実に示しておりますように、従来の経済、貿易政策の肝心の金融政策がこれに伴いませんために、何ら有機的な効果が期待し得ながつたのであります。政策の立案そのものも各省間に十分の速撃がとられていない憾みがありました。
〔理事古池信三君退席、理事結城安次君委員長席に着く〕 併しながら、私は二、三簡単な質疑を試みる前に、この問題について感じた点を率直に申上げますと、このポンド過剰対策の措置というものが、甚だ勿卒の間に忽然と発表されました。輸出に関する業者は非常なシヨツクを受け、勢い海外に対する影響は甚だよくなかつた。なおこれがために輸出商談が停頓しているというような不幸なことがあつたのであります。
思いやりが一層望ましいのであるということは、公聴会の意見にも述べられていたところでありまするから、本予算の実施にあたつては、政府の気持の存するところが行政の末端にも十分に行き渡るよう万全の措置を講ぜられたいというのが、委員会全体の強い要望てあつたことを申し添えておきます、 そのほか、銀行のオーバー・ローンの問題、長期資金の問題、これらの解決策としての資本の蓄積の問題、さらに貿易の振興、ことにポンド過剰対策等
また自由党の志田委員より、ポンド過剰対策として輸出制限が発表されたが、貿易商社はもちろん、関係業者に及ぼす影響は甚大と思うが、廃止の意思はないかとの質問に対し、政府側より、今回の措置は金融面から来た臨時的指掛で、通産省としては金融面でなく、別個に物資別、市場別に計画を立て、検討中である。来週早々具体的結論を出し発表する旨の答弁がありました。
ポンド過剰対策として、いろいろ物を輸入しようという計画が逐次進んでおるように聞いておるわけであります。ところがポンド対策の苦しさに追われて、輸入すべからざるものまでも輸入するような空気がだんだん出て来ておるように私どもは見ております。ことにその結果、非常に日本の国内産業を圧迫するようなおそれのあるものが、だんだんに論議されておるように聞いておるわけであります。
○周東国務大臣 一昨日ポンド過剰対策として、一部ポンド地域に対する輸出を制限するような処置をとつたことは、お話の通りであります。しかしこれはあくまでも暫定的な処置でありまして、今日の状態からいたしまして、ポンド地域におけるドルに対するポンド安の立場から、当該地方における物価高というようなことも影響して、ややもすると日本の方からそつちの方へ出したがるという傾向があります。
○周東国務大臣 ポンド過剰対策につきましてかねがね考えておつたことは、でき得る限りドル圏に対する輸出を増加し、ポンド圏からの輸入をふやすことをもつてまず第一義として考え、輸出等に関しましては積極的に制限をするというような措置に出ることは、かえつて輸出産業等に従事しておるものに対する影響もあります。
先ほど来ポンド過剰対策について相当論議が重ねられておりますが、ポンド過剰対策として、ある程度の輸出制限、同時にポンド関係の輸入促進をはかる、これは一時的措置としてはやむを得ないかとも考えるのですが、しかし何と申しましても、輸出の制限ということは、輸出産業に甚大なる影響があつて、いわゆる縮小生産を来すおそれがある。
ポンド地域からの輸入信用状開設期限を無期限にするのだということを、これは通産省の方で、ポンド過剰対策として発表したのでありますが、これは何らかの形で期限を延長するとか、無期限という言葉は行過ぎでありましようが、そういうことができたのか、信用状開設についての輸入担保の比率を、五のものを二にするとか三にするというようなことが伝わつておるのですが、これは実行されたかどうか、こういう質問であります。